【ネタバレ】映画『のぼる小寺さん』ラストはどうなる?無料配信も!

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この記事では映画『のぼる小寺さん』のあらすじを紹介しています。一部ネタバレ内容もありますので閲覧に注意下さい。



映画『のぼる小寺さん』一部ネタバレあり

クライミング部に所属している高校1年生の小寺さんはボルダリングに一直線。そんな小寺さんの周囲には親から運動部を勧められ楽そうだという理由で卓球部に入った近藤、根暗なイメージのクライミング部の四条、ネイルが趣味だが学校にはあまり登校していない吉川、写真が好きだけど自信を持って友人には言えない田崎がいる。

小寺さんの前向きで一生懸命な姿から自分たちの高校生活や考え方が変わっていく。高校生以上なら一度は経験したことがあるであろう自分と向き合う時間と感情。観ると前向きになれるそんな青春応援ムービーとなっています。

【キャスト】
小寺さん(工藤遥)
近藤(伊藤健太郎)
四条(鈴木仁)
倉田梨乃(吉川愛)
田崎ありか(小野花梨)
両角周、田中偉登、中村里帆、小林且弥
【スタッフ】
監督 古厩智之
脚本 吉田玲子 
原作 珈琲
主題歌 CHAI『keep on rocking』
2020/日本/101分

のぼる小寺さんの展開

舞台は高校。放課後、進路調査表を白紙で出して担任に呼び出されたのが、小寺(工藤遥)、近藤(伊藤健太郎)、四条(鈴木仁)、田崎ありか(小野花梨)、そして遅れて教室に入ってきたのがほとんど登校していない倉田梨乃(吉川愛)の5人だった。

最初は登場人物をクローズアップし話が展開していく。



近藤(伊藤健太郎)

近藤は親に運動部をすすめられ楽そうという理由で卓球部に入部し、同級生が2人いるが皆熱心に部活をしている様子はない。隣のクライミング部にはオドオドした四条と、一生懸命に壁を上る小寺の姿。近藤は小寺と一度目が合うが会話はなく、四条とも会話はしたことがなかった。近藤は壁を上る小寺を目で追っていた。

場面は変わり教室。近藤が教室に入ると、同級生数人が女性アイドルの動画を見てる。近藤が近くでその様子を見ていると、その中の一人に『興味あるの?見る?』と聞かれる。近藤が少し馬鹿にしたように『別に…ムリムリムリ…』と言うと『なんだよ、だったら見るなよ。一生懸命見てんだよ!』と反感を買い、近藤は『うん…』としか言えなかった。そして自分の席に着き、先ほど言われた言葉『一生懸命見てんだよ…』と小さく呟く。斜め後ろの席では小寺さんが鉛筆をナイフで削っていた。

休日近藤が外を歩いていると制服姿で学校に入っていく小寺。小寺の後を追うと、制服のままボルダリングをする小寺。壁から小寺が落ちると、近藤は慌ててその場から逃げ出す。

部活中近藤が球を拾いにクライミング部近くへ行くと、先輩が『お前よく球拾いに来るな。』と話しかけ四条も小寺が気になって部に入ったと近藤に話す。

教室ではクライミング雑誌を読みながら握力を鍛える小寺、パンを食べながら握力を鍛える四条、その様子をみながら近藤は教室を出ていく。

ありか(小野花梨)

近藤と入れ替わりで教室に田崎ありかが入ってくる。席に着きクライミング雑誌を真剣に読む小寺を見つめる。それを見て自分もカバンから写真の雑誌を読み始める。すると同級生数名がありかの元へ来て雑誌をみつける。『将来そういう仕事したいとか?』と聞かれると『まさかそんなわけないじゃん、暇だったんだよ。てか私もジュース飲みたい』と話を変えようとする。

体育のバレーボール中、小寺の顔にボールが当たり鼻血がでてしまう。同級生が洗ってくるよう小寺にすすめると『ありがとう。』と言って窓を飛び越えていく。その様子を近くでありかも見ていた。

ありかが自分のカメラで校舎を撮っていると、ボルダリングをしている小寺をみつける。その姿を見てありかは無断で小寺を撮り続ける。その様子を部活中の近藤に見られありかは何事もなかったかのようにその場を離れるのであった。

梨乃(吉川愛)

友達とバーベキューを終えた梨乃は自分の爪を見つめていた。

帰り際ポーチを川辺に忘れ、取りに行くとバーベキュー後のゴミを拾っている小寺に会う。梨乃が『小寺さん?同じクラスだったよね?』と話しかけるが小寺は梨乃のことがわからず、『めったに学校行ってないから、ずっとさぼってるし』と自己紹介をする。ゴミを拾っている小寺に『もしかしてうちらのゴミ、さっきバーベキューやってて』と言うと、小寺が『楽しそう』と言う。すると梨乃は『そんなんじゃ…』と少し表情が曇る。

そして小寺の豆だらけ手を見て『手ボロボロじゃん』と言う梨乃と梨乃の手を見て『倉田さんきれいだね、手も指も』と言う小寺にネイルをしてあげる梨乃。ネイルをする梨乃は真剣な表情だった。喜ぶ小寺に嬉しそうな梨乃。

これから岩を上るから爪をすぐにダメにするかもしれないと謝罪する。岩を上るという小寺に梨乃は驚くが、小寺が『また学校で!』と言って二人は別れる。友達のもとへ帰る梨乃、途中少し嬉しそうな表情だったが、友達に会うといつもの面倒くさそうで何にも興味がないような梨乃に戻るのであった。

小寺さん(工藤遥)

梨乃と別れた小寺はクライミング部のメンバーと岩場を上り、頂上で空を見上げるのだった。

教室から空を見上げる小寺のもとに、進路調査表を持った担任がやってくる。小寺は第一志望にクライマーと書いていた。担任は現実的に体育大やスポーツ推薦をすすめるが小寺は『嘘を書くんですか?』と返す。『クライマー、まずは目指してみます。』という小寺のクライマーに対する思いに担任は折れ、その様子を近藤とありかも見ていた。

部活後部員で夕食を食べに。四条の髪が長いという話から先輩が『こんな髪型の彼氏だったらどうよ?』と小寺に聞くと『上るんだったら短い方がいいです。』と答える。すると後ろの席に座っていた同じ高校のバレーボール部の女子が四条にヘアゴムを渡すが四条は知らないとのことだった。

四条(鈴木仁)

学校での歌唱練習の時間、髪を切った四条が小寺のもとに。その姿を見てクラスメイトの女子たちが『誰?』『四条君?髪切った?』と話している。小寺と四条を見て『四条君が小寺さんに告ったらしいよ、お似合いじゃない?』それを近藤はこっそり聞いていた。

体育の自習の時間、ボルダリングを行う壁には『クライミングシューズ以外で上らないで下さい』とクライミング部が掲示していたが、男子生徒たちはそのままの靴で壁を上る。それを見ていた四条は思い切って『クライミングシューズで上らないで!』と言って引きずりおろす。それに気を悪くした男子たちに脅かされるが、その場はそれ以上何事もなかった。

屋上で近藤は四条に話しかける。『小寺さんと付き合ってるって本当?』最近の四条の様子やボルダリングを頑張っている姿をみてそう感じた、と話す。すると四条は『ボルダリングがんばったら小寺さんと付き合えるの?例えば近藤君が今ボルダリングを始めて頑張ったら小寺さんと付き合えると思う?』と聞き返す。そして小寺のことをよく見ているが小寺のことをわかってないんじゃないかと四条は言い、近藤は何も言い返せなかった。



それぞれの心境の変化

壁を上っている小寺の元に梨乃が来る。一生懸命上る小寺に拍手をする梨乃。一緒に元園芸部があった庭でスポーツドリンクを飲みながらクライミングや、梨乃がいつも何をして過ごしているかを話す。梨乃が『ボルダリングって褒められたりすることあるの?』と聞く、小寺は上手くいくとみんなが喜んでくれるけど、『自分が一番嬉しい』と伝える。

体育館には壁を上る小寺と、卓球のサーブ練習をする近藤の二人だけだったが、二人は会話することなく黙々と練習に打ち込む。

別の日クライミング部で壁を上っている小寺、近藤は部活に打ち込むようになりランニングでも他の部員を追い抜いていく。

ある日ありかが近藤を呼び止め、小寺の写真を見ないかと話す。小寺の登校中の写真やクライミングの写真を一緒に見る二人。近藤が最近部活を頑張っているように見えると伝える。近藤がありかに、何で写真を撮っているか聞くと、小寺が進路調査で『クライマーを目指す』と書いていたことに影響され、今は撮りたいものを撮っていると答える。

クライミング部の休憩中、元園芸部の庭で水やりをしているところを小寺に近藤は話しかける。夏のことを話し、この時二人は初めて話したのだった。話ができ自分の名前を小寺が覚えてくれていたことに近藤は喜ぶ。

ありかはこっそり小寺のクライミング動画を撮り、撮れた映像を確認していた。すると小寺が後ろからそれを見ており撮っていたことがバレてしまう。小寺は自分が上っている映像を見て、自分が想像していたものと違うことに驚く。その映像が参考になるとありかに伝え、もっと撮って欲しいと依頼する。

部長から来月関東クライミングユース大会があることを聞き、小寺も四条も参加をすすめられる。近藤も夏の予選に向けさらに部活に打ち込んでいた。一緒に入部した同級生とは実力だけでなく、打ち込む姿勢も変わっていた。



文化祭

高校では文化祭の準備を行っていた。今までの近藤は文化祭の準備をするタイプではなかったが、今年は違った。その時四条と話す機会があり、四条も中学の時は『キモイ』と言われ文化祭の準備をしてこなかった。その時、中学で話しかけてくれたのは小寺だけだったということも近藤に伝える。近藤は、四条であれば小寺と付き合ってもいいかなと言うが、近藤は『それはないな』と答えるのだった。

文化祭当日、小寺たちのクラスは動物の仮装をし食事を売る『動物喫茶』を行っていた。小寺は猿の仮装をしビラ配りを行っていた。そのとき梨乃が小寺の元へ。他の生徒が小寺がビラを配る真似をし、それを見た梨乃が『ムカつかないの?』と聞くと小寺は『なんかさみしい、みんなさみしいんじゃない?』と答える。梨乃はネイルスクールに通い始めたのでバイトへ行くと言う。小寺が『楽しそう』と言うと梨乃は『まあね』と照れながらも嬉しそうにする。

小寺の元に子供が来ると持っていた風船が校舎の3階の窓に引っかかってしまう。風船を取りに小寺は配管と壁をつたって地上から3階まで上っていく。ちょうど3階の教室がクライミング部の先輩たちの教室で、窓から入ってきた小寺をみて驚く。風船を子供に返し、その様子を見ていたありかと梨乃は初めてまともに会話をする。

近藤は、四条とバレーボール部の女子が話しているのを見かける。以前ラーメン屋で四条にヘアゴムを貸してくれ、それがきっかけで付き合うようになったと告白する。その際、四条は中学の時小寺に告白しフラれていることも打ち明ける。高校に入り小寺がいるクライミング部に入ったが、頑張るようになり先輩からの見る目が変わったり自分を好きだと言ってくれる人もでき変われたのだと。小寺を見ていると自分も『上らなきゃ』と思うようになったと話す。



大会、そしてラストへ

近藤は卓球の試合に出場し、ベスト8に。やる気がなく一緒に部活を始めた同級生から『いろいろごめんな』と、握手を求められるがそれを断り、小寺の大会へ急ぐのであった。大会会場へ行くと小寺が壁の前にいる。クライミング部の先輩、四条、ありかがすでに応援しており、近藤のあとに梨乃も応援に来る。ちょうどこの場面が映画の始まりのシーンである。壁から落ちながらも諦めず上り続ける小寺。みな『ガンバ!』と声援を伝える。そして小寺は壁を上りきる。

ありかはフォトアワードに写真を応募していたが、辛口な評価をされてしまう。梨乃もネイルの先生に指導されながら悪戦苦闘していた。四条も部活で壁を上りきる。近藤は庭の水やりをしている小寺に『話したいから』と言ってペットボトルのジュースを渡す。ベンチに並んで腰かけ、小寺はジュースを飲む。お互いの大会の結果をたたえあい、近藤は今目の前にあることをがんばりたいと伝える。だから自分を『見てくれ』と伝え、少し見つめあう。小寺は自分のジュースを近藤に分ける、最初は遠慮するが、小寺に背をむけ飲む。小寺も近藤に背を向け、近藤の背中にもたれかかる。



のぼる小寺さんのまとめと解釈

個人的な解釈ですが、一生懸命壁を上る小寺さんに触発され、登場人物たちも変わるために目の前のことに打ち込んでいく。エンドロールで小寺と近藤が並んで走っていく姿がありました。

付き合うことになったのかは描かれていませんが、個人的には小寺さんが近藤にもたれかかったということは心を許したということで、恋人関係のはじまりなのかなと思いました。

青春時代の悩みや葛藤が共感でき、登場人物の心情の変化と、工藤遥さんのボルダリングと演技が注目の作品となっております。



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北海道在住。2020/12/19ブログを開始したばかりです。気ままにやっていきます。フリーランスを目指し旦那さんと猫2匹を支えていきたい!

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